毎年9月は世界小児がん啓発月間です。
「Global Gold September Campaign(ゴールドセプテンバーキャンペーン): 世界小児がん啓発キャンペーン」は、毎年9月に各国それぞれの地域を象徴する建物や遺跡・橋・自然資産などを小児がん啓発カラーのゴールドにライトアップし、小児がん治療の重要性を啓発するとともに、子どもたちに必要な医療や研究に「光を照らす」イベントです。小児がんの患者さんとその両親、小児がん経験者の強い思いによって始まり、今では世界中で広く支持される一大キャンペーンとなっています。世界規模の小児がん学会「国際小児がん学会 (International Society of Paediatric Oncology:『SIOP』」も全世界で「ゴールドセプテンバーキャンペーン」を開催しています。
日本では毎年2,000~2,500人の子どもが小児がんと診断されています。子ども10,000人に約1人の割合です。小児がんは0~14歳の子どもが発症するがんの総称です。主な小児がんは、白血病、脳腫瘍、神経芽腫、悪性リンパ腫、骨肉腫などです。このようにがんの種類が大変多いため、疾患のそれぞれは超希少がんと言えます。全国のさまざまな地で珍しい疾患を治療することになる子どもたちやご家族は、孤独を感じがちです。また、新型コロナウイルス感染症の影響で面会等も制限されるケースが多く、ますます寂しさを抱えています。
世界中で灯されるゴールドの明かりは、今小児がんと向き合っている子どもたち、強い治療を乗り越えた子どもたち、そのご家族や医療従事者らの励ましとなることを願っています。
今年は小倉城のライトアップに加え、北九州モノレールの橋脚のゴールドライトアップライトや9月9日(土)には小倉城前歴史の道で小児がん啓発活動としてレモネードスタンドも開催いたします。ぜひお越し下さい!